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大雨で車が水没・冠水したらどうする?対処法と車内からの脱出方法を解説

2026年8月末、福井県では大雨となり、改めて「大雨のとき車はどうすればいいの?」と不安を感じた方も多いのではないでしょうか。

特に知っておきたいのが、車が水没・冠水したときの対処です。

スズキアリーナ福井北インターでは、地域の皆さまのカーライフを支える販売店として、今回の大雨をきっかけに人命と安全を守るために知っておきたいポイントをまとめました。

2026年8月末の福井の豪雨を受けて、改めて確認したい車の防災

2026年8月29日から福井県では大雨となり、30日には福井市・大野市・勝山市に大雨特別警報が発表されました。

今回の大雨をきっかけに、私たちも地域の皆さまと一緒に「大雨のとき、車でどう行動するか」を改めて確認しておくことが大切だと考えています。

福井では車が通勤や買い物、お子さまの送迎など、毎日の生活に欠かせません。

だからこそ、大雨でも「いつもの道だから」と出発してしまうことがあります。

しかし短時間の強い雨では、道路状況が急に変わる可能性があります。

大雨時は「車なら移動できる」と考えず、まず安全な場所にとどまれるかを判断することが重要です。

 

 

大雨・豪雨時に車を運転する前に確認したいこと

大雨の予報が出ているときは、出発してから考えるのではなく、運転する前に最新情報を確認することが大切です。

不要不急の移動であれば、運転そのものを延期する選択も検討しましょう。

 

出発前に確認したい5つの情報

  • 気象庁などの最新の気象情報
  • 道路の通行止め・規制情報
  • 河川の水位や河川カメラ
  • 自治体からの避難情報
  • 目的地までの安全な経路

 

福井県では、気象情報のほか、福井県防災ネット河川・砂防総合情報みち情報ネットふくいなどから確認できます。

特に夜間は路面や水の深さを目視しにくくなります。

河川周辺、アンダーパス、周囲より低い道路などでは、より慎重な判断が必要です。

 

 

冠水道路を見つけたら原則として進入しない

車の冠水対処で最も覚えていただきたいのは、冠水している道路には原則として進入しないことです。

浅く見える場合でも、見た目だけで安全とは判断できません。

濁った水の下では、水深だけでなく、道路の損傷、側溝、マンホールなどを確認できないことがあります。

さらに水の流れがある場合には、車が影響を受ける危険もあります。

 

「前の車が通れたから大丈夫」は危険です

前を走る車が通過できても、自分の車も安全とは限りません。

車種によって車高や吸気口などの構造が異なり、道路状況そのものも短時間で変化するためです。

SUVや4WDであっても、冠水道路への進入を安全と考えないでください。

冠水している道を見つけたら、無理に進まず、可能な限り安全な場所で引き返す・迂回することを優先しましょう。
 
 
 

万が一、車が冠水・水没してしまったときの対処法

冠水道路には入らないことが大前提ですが、急激な増水などで、万が一車が水没・冠水してしまう可能性もあります。

その場合は車よりも人命を最優先してください。

 

水没時の対処手順

  1. 落ち着いて周囲の状況を確認する
  2. 車が動けなくなった場合は無理に走行を続けない
  3. シートベルトを外し、早めの脱出に備える
  4. ドアや窓から安全に脱出できるうちに行動する
  5. 窓やドアが開かない場合は緊急脱出用ツールを使用する
  6. 脱出後は車へ戻らず、自分と同乗者の安全確保を優先する

 

車外にも強い水流や見えない側溝などの危険があります。

そのため、周囲の状況を確認せずに飛び出すことも避けなければなりません。

状況は一つひとつ異なります。

「車を守る」より「自分と同乗者の命を守る」ことを第一に考えてください。

 

 

車内に閉じ込められた場合の脱出方法

水位が上がると、水圧によってドアが開けにくくなる場合があります。

また、電気系統への影響により、パワーウインドウなどが作動しなくなる可能性もあります。

窓が開く状態なら、早めに窓から脱出します。

窓やドアが開かない場合には、緊急脱出用ハンマーを使用して、対応するガラスを破砕して脱出する方法があります。

 

脱出用ハンマーはすべてのガラスを割れるわけではありません

ここは非常に重要です。

緊急脱出用ハンマーがあれば、車のすべての窓を割れるわけではありません。

フロントガラスなどの「合わせガラス」は、一般的な緊急脱出用ハンマーでは破砕できないものがあります。

サイドガラスにも合わせガラスを採用している車種があります。

自分の車のどのガラスに使用できるか、車両と緊急ツール双方の取扱説明書を事前に確認しておきましょう。

ハンマーがなく窓もドアも開かない場合について、JAFは、車内外の水位差が小さくなることでドアが開けやすくなる場合があると案内しています。

これはあくまで他の脱出手段が使えない状況での対応です。

可能であれば、水位が低く脱出できる段階で早めに行動することが重要です。

 

 

万が一に備えるスズキ純正「緊急ツール(RE-20)」

水没時は、ドアやパワーウインドウが思うように使えなくなる可能性があります。

そこで普段から確認しておきたいのが、車内から脱出するための手段です。

スズキ純正用品には、「緊急ツール(RE-20-J)」があります。

スズキ公式アクセサリーカタログでは、事故や水没時などに車内に閉じ込められた際、シートベルトを切断し、対応するサイドウインドウを破砕して脱出するための緊急脱出用ハンマーとして案内されています。

フロントガラスなどの合わせガラスを割ることはできません。

 

また、緊急脱出のための専用品ですので、ほかの用途には使用しないでください。

 

緊急ツールは「使える状態」で備えることが大切

緊急用品は車に積んでいるだけではなく、必要なときに取り出せることが重要です。

RE-20-Jには取付ホルダーが付属していますが、実際の取付位置や保管方法は車種や取扱説明書などを確認してください。

運転操作を妨げる場所や、急ブレーキ・衝突時などに車内を飛散する可能性がある状態で安易に置くことは避けましょう。

「自分の車ではどこに備えればよい?」という場合は、販売店へお気軽にご相談ください。

 

 

水が引いてもエンジンをかけない|冠水・浸水車の注意点

「水が引いたからエンジンをかけて確認してみよう」と思うかもしれません。

しかし、冠水・浸水した可能性がある車では自己判断でエンジンを始動しないでください。

見た目に問題がなくても、次のような部分へ影響が出ている可能性があります。

  • エンジン
  • 電装品・配線
  • バッテリー
  • ブレーキ
  • 車内の電子機器
  • 各種センサー

浸水した車を始動すると、車両の破損や電気系統のトラブルにつながる可能性があります。

JAFも、車内まで冠水した車については点検を行うまでエンジンを始動しないよう案内しています。

 

ハイブリッド車などは特に不用意に触れない

ハイブリッド車など電気系統や高電圧システムを搭載する車では、ユーザー自身で不用意に触れたり判断したりしないでください。

安全な場所からロードサービスや販売店などへ連絡し、専門家の判断を仰ぐことをおすすめします。

 

 

大雨後に確認したい愛車のポイント

直接冠水していない場合でも、大雨のあとに「いつもと違う」と感じたら、そのまま乗り続けず点検を検討しましょう。

無理にご自身で分解・点検する必要はありません。

  • ブレーキの効き方に違和感がないか
  • タイヤに異常がないか
  • ヘッドライト・ランプ類に異常がないか
  • ワイパーが正常に作動するか
  • 車内や足元に浸水した形跡がないか
  • 普段と違う異音・異臭がないか
  • 警告灯や警告メッセージが表示されていないか

特に浸水した可能性がある場合は、エンジンをかけて確認するのではなく、まず専門家へ相談してください。

 

 

福井で大雨・冠水に備えて普段からできること

福井では通勤や送迎、買い物など、日常生活のさまざまな場面で車を使います。

大雨が予想される日は、普段より少し早めに情報を確認する習慣をつけておくと安心です。

特に河川周辺やアンダーパス、低い道路などを通る予定がある場合は、道路・河川情報を事前に確認しましょう。

夜間や視界の悪い時間帯は、冠水の有無そのものを判断しにくい場合もあります。

「危ないかもしれない」と感じたら、無理に目的地へ向かわないことも大切な安全判断です。

また、ご家族で次のことを共有しておくのもおすすめです。

  • 大雨時に利用する情報サイト
  • 避難場所や安全な移動方法
  • 緊急脱出用ツールの有無
  • ツールの保管場所
  • ロードサービスなどの連絡方法

 

 

【保存版】大雨・冠水時に覚えておきたいこと

大雨時は、たくさんの情報を一度に思い出すのが難しいものです。

最低限、次のポイントを覚えておきましょう。

大雨・冠水時の保存版チェックリスト

□ 大雨時は気象・道路・河川・避難情報を確認する

□ 不要不急の運転はできるだけ避ける

冠水道路には原則として進入しない

□ 前の車が通れても安全だと判断しない

□ 危険を感じたら人命と安全確保を最優先する

□ 万が一に備えて車からの脱出方法を確認しておく

□ 脱出用ハンマーが使えるガラスを確認しておく

□ 緊急脱出用ツールの保管場所を家族で共有する

冠水・浸水した車を自己判断で始動しない

□ 困ったときはロードサービスや販売店などへ相談する

 

大雨・車の水没についてよくある質問

最後に、車の水没・冠水についてよくいただきそうな疑問をまとめます。

いざというときのため、ご家族でも確認してみてください。

 

Q. 冠水している道路は車で走っても大丈夫ですか?

A. 原則として進入しないでください。

水深だけでなく、道路の損傷、側溝、マンホール、水流など、見た目では判断できない危険があります。

 

Q. 車が水没しそうになったらどうすればいいですか?

A. 車を守ることより、人命と安全確保を最優先してください。

車が動けなくなった場合は無理に走行を続けず、早めの脱出に備えます。

 

Q. 車内からドアが開かなくなったら?

A. 開く窓があれば早めに窓から脱出します。

窓も開かない場合は、対応するガラスに緊急脱出用ハンマーを使用します。

ハンマーがなく窓もドアも開かない場合は、車内外の水位差が小さくなったときにドアが開けやすくなる場合があります。

 

Q. 水に浸かった車のエンジンをかけても大丈夫ですか?

A. 自己判断で始動しないでください。

エンジン、電装系、ブレーキなどに異常が生じている可能性があります。

ロードサービスや販売店などへ相談してください。

 

Q. 脱出用ハンマーはどの窓にも使えますか?

A. いいえ。すべてのガラスを割れるわけではありません。

フロントガラスなどの合わせガラスや、一部車種のサイドガラスでは使用できない場合があります。

必ず車両と製品の取扱説明書を確認してください。

 

Q. 車に緊急脱出用ツールを置いておいた方がいいですか?

万が一の脱出手段として備えることは、安全対策の一つです。

ただし「持っていれば必ず助かる」というものではありません。

使用方法や対応ガラスを理解し、緊急時に手が届き、かつ走行中に飛散しないよう適切に備えることが重要です。

 

 

まとめ|大雨時は「冠水道路に入らない」が第一です

車の水没対処を考えるうえで、一番大切なのはそもそも冠水している道路へ進入しないことです。

水深や道路状況を見た目だけで正確に判断することはできません。

大雨の際は気象情報や道路情報を早めに確認し、不要不急の運転を避けましょう。

そして万が一の水没に備え、車からの脱出方法や緊急脱出用ツールについて、平常時に家族で確認しておくことも大切です。

スズキアリーナ福井北インターでは、福井でカーライフを支える販売店として、これからも地域の皆さまの安全に役立つ情報をお届けしていきます。

 

お車の状態や緊急用品について気になる方へ

大雨のあと、お車の状態で気になることがある方や、万が一に備えた緊急用品について知りたい方は、スズキアリーナ福井北インターまでお気軽にご相談ください。

 

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